森に囲まれた小さな村で暮らす少女と、森で蘇った従兄の青年の話。
まったりシリアス目。多少の流血場面があります。
2011/03/06 … イラスト2点追加しました。
王さまが統べる世界。
もともとは神さまが作ったままの調和した世界が広がっていましたが、
ある日現れた二人の王さまによって、彼らの望むように世界は整えられ、神さまは滅ぼされました。
人々は気にせず順応して生きているようです。
登場人物 | |
ヴァーシャ | 村で暮らす少女。異質なものを感じ取る不思議な力を持つ。 綺麗な顔立ちをしているが、淡々とした性格であり、周りからは浮きがち。 森の中で「蘇った」従兄の青年の不穏な動きを黙認しつつ、近しいものを感じている。 |
ヴァシリー | ヴァーシャの従兄の青年。川で死んだが、“儀式”によって死体の中に入った何かが彼として戻ってきた。 にこやかで軽やかに人と接するが、村人の命を吸い、自在に操る人形に変化させている。 何らかの目的を持っているらしく、仲間になるようヴァーシャを誘う。 |
毛皮の男 | ヴァシリーがよその村から連れてきた、毛皮をまとった若い男。 ヴァシリーを主とし、同じく他人の命を吸う。 村人の側にも主の側にもどっちつかずなヴァーシャを警戒している。 |
イリンカ | ヴァーシャの友人。気の良い娘で、よく風呂小屋を貸してくれる。 色々と親身になってくれるが、ヴァーシャと従兄の青年の仲を勘違いし、押しすぎるきらいがある。 |